- 「毎月のイベント企画、マンネリ化していてどうしよう…」
- 「せっかく準備しても、なかなか利用者の方に楽しんでもらえない…」
山口県内の多くの介護施設のレクリエーション担当者や広報ご担当者は、こうした悩みを抱えているのではないでしょうか。
イベントは、利用者様の生活に彩りを与えます。
生きがいや楽しみを見つけてもらうための大切な機会です。
しかし、日々業務に追われる中で、新しいアイデアを出し、スムーズな進行を行うのは大変なことです。
今回の記事では、介護施設のレクリエーションやイベントを成功させるための実践的なノウハウを徹底解説します。
- 介護レクリエーションのアイデア
- 企画書の書き方
- そして集客や進行のコツ
まで、すぐに役立つ情報をまとめました。
このガイドを最後まで読んでいただければ、あなたも「イベントのプロ」として、利用者様も職員も笑顔になれる特別な時間を作り出すことができるでしょう。
介護施設のイベント企画が重要な理由
介護施設におけるイベントやレクリエーションは、単なる娯楽ではありません。
利用者様の心身の健康を維持し、より豊かな生活を送っていただくために不可欠なものです。
イベントがもたらす心身への効果
イベントに参加することで、利用者様には以下のような効果が期待できます。
- 脳の活性化: 普段使わない脳の部分を刺激し、認知機能の維持・向上につながります。
- 身体機能の維持: ゲームやダンスなどのアクティビティを通して、身体を動かす機会が増え、筋力やバランス能力の維持に役立ちます。
- 孤独感の軽減: 多くの人と交流することで、社会とのつながりを感じ、孤独感を解消できます。

介護施設の年間イベント計画とアイデア集
介護施設のイベントは、季節や日本の伝統行事を取り入れることで、利用者様に変化と楽しみを提供することができます。
定番の年間行事とアイデア集
ここでは、介護施設でよく行われる年間イベントを月ごとに紹介します。
- 1月: 新年会、お正月遊び(福笑い、すごろく、書初め)
- 2月: 節分(豆まき)、バレンタインデー
- 3月: ひな祭り、お茶会
- 4月: お花見(外出イベントまたは室内での花見会)
- 5月: 端午の節句、母の日
- 6月: 父の日
- 7月: 七夕、納涼祭
- 8月: 夏祭り、盆踊り
- 9月: 敬老会、お月見
- 10月: ハロウィン、運動会
- 11月: 紅葉狩り(外出イベント)、文化祭(作品展示会)
- 12月: クリスマス会、忘年会

介護レクリエーションのアイデアと企画のコツ
毎日のレクリエーションやイベントは、アイデア次第で無限のバリエーションが生まれます。
介護レクリエーションのアイデア
介護レクリエーションは、利用者様が無理なく参加でき、身体的・精神的な刺激を得られるものが理想的です。
- 身体を動かすレク: 風船バレー、椅子に座って行う体操、輪投げ、玉入れ。
- 脳を活性化するレク: クイズ大会、脳トレゲーム、朗読、昔の歌の合唱。
- 指先を使うレク: 折り紙、塗り絵、手芸、ビーズを使ったアクセサリー作り。
- 季節感を取り入れるレク: 花の飾りつけ、クリスマスツリーの装飾、七夕の短冊作り。
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高齢者 楽しめる イベント
高齢者が心から楽しめるイベントにするためには、いくつかの工夫が必要です。
- 懐かしさを感じてもらう工夫: 昔流行した音楽をかけたり、昔のおもちゃを用意したりすることで、懐かしい思い出話に花が咲きます。
- 食事を楽しむ工夫: 普段と違う特別なおやつや、夏祭りなら焼きそばやたこ焼きの屋台を用意するなど、食の楽しみを取り入れます。
- 参加型・体験型にする工夫: ただ見るだけでなく、一緒に歌ったり踊ったり、制作活動に参加したりすることで、達成感や満足感が得られます。

介護施設のイベント成功事例
実際に成功した介護施設のイベント事例から、学びを得ましょう。
成功事例(小規模)
- 「〇〇さんの故郷体験ツアー」: 少人数のグループで、一人の利用者様の故郷の料理をみんなで作って食べたり、その土地の音楽を聴いたりするイベント。個別ケアと満足度向上につながります。
- 「手作りお弁当の会」: 職員が利用者様の好きな食材を聞いてお弁当を手作りし、室内でお花見気分を味わえるように桜の飾り付けを行う。職員と利用者様の深いコミュニケーションが生まれました。
成功事例(大規模)
- 「地域交流納涼祭」: 地域の子供たちや住民を招き、盆踊りや屋台、地元の神楽や民謡の披露を行う。施設が地域社会の一員であることを示し、入居者様にも喜びと刺激を与えました。
- 「介護施設の文化祭」: 利用者様の趣味で作った作品(絵画、書道、陶芸など)を展示し、家族や外部の人を招く。利用者様が主役となり、自己肯定感の向上につながりました。
とはいえ、こんな大規模なイベントは難しい。
準備する時間も人手も足りない。
こんな悩みが増えています。

介護イベントの集客と広報のコツ
せっかく素晴らしいイベントを企画しても、参加者が集まらなければ意味がありません。
ここでは、効果的な集客と広報のコツを紹介します。
介護イベント用集客
イベントの告知は、参加予定者に「行きたい!」と思ってもらえるような工夫が必要です。
- 施設内の告知: ポスター、チラシ、掲示板、朝礼での告知。
- 施設外の告知: ホームページ、ブログ、SNS、地域の情報誌、近隣の掲示板。
- 招待状の作成: 利用者様の家族や友人に、手書きのメッセージを添えた招待状を送ることで、特別感と温かさを伝えられます。
外部への広報と集客
利用者様の家族や、地域の方々をイベントに招くことは、施設の魅力や日々の活動を伝える良い機会となります。
- SNS活用: イベントの準備風景や過去のイベントの様子を動画や写真で投稿し、イベント当日までの期待感を高めましょう。
- 地域のコミュニティとの連携: 近隣の学校や幼稚園、ボランティア団体と協力して、パフォーマンスを披露してもらうなど、交流を深めるイベントにすることで、集客効果が高まります。

介護施設のレクリエーション動画活用法
山口県内の介護施設の広報担当者やレクリエーション担当者の皆様へ。 「人手不足でイベントの準備に時間がかけられない」「毎回同じようなレクになってしまう」といったお悩みはありませんか?
当社のオリジナル動画制作サービスは、そんな悩みを解決するための強力なツールです。
- オリジナルレクリエーション動画
- 施設のご利用者に合わせて、ゆっくりとしたテンポの体操や、昔懐かしい童謡を歌う動画など、オリジナルのレクリエーション動画を制作します。
- 職員が動画の進行に合わせるだけで質の高いレクリエーションが実施できるため、業務の負担を軽減できます。
- 360度施設案内動画
- 新規の入居者様やそのご家族向けに、施設の隅々まで見て回ることができる360度動画を制作します。
- 施設の雰囲気を事前に知ってもらうことで、安心感を与え、入居を促すことができます。
介護施設のイベント企画書の書き方とテンプレート
イベントを成功させるためには、企画段階で明確な計画を立てることが重要です。
介護施設 レクリエーション 企画書
企画書は、イベントの目的、内容、予算、役割分担などを明確にするための重要な資料です。
- 企画書の基本構成
- 企画名: 具体的で分かりやすい名前にする(例: 「秋の収穫祭」)
- 目的: なぜこのイベントを行うのか、利用者様に何を感じてほしいのかを記載する。
- 内容: イベントのタイムスケジュール、具体的なプログラム、必要な道具や人数を詳細に記載する。
- 予算: 備品や食材、景品などの費用を算出し、予算を明確にする。
- 役割分担: 誰が何を担当するのかを決め、責任の所在を明確にする。

介護イベントランキング:目的別人気イベント
ここでは、介護施設で特に人気のあるイベントを、その目的別にランキング形式で紹介します。
介護イベントランキング:脳の活性化編
- クイズ大会: 懐かしい出来事や歌、歴史に関するクイズで、脳に良い刺激を与えます。
- 塗り絵・折り紙大会: 指先を動かすことで脳が活性化し、集中力も高まります。
- 歌合戦: 懐かしい曲や童謡を歌うことで、昔の記憶を呼び起こし、認知機能の向上に繋がります。
介護イベントランキング:心身のリフレッシュ編
- 季節の料理教室: みんなで協力して料理を作ることで、達成感や食の楽しみを味わえます。
- 音楽鑑賞会: 懐かしい音楽を聴いたり、プロの演奏家を招いて演奏会を開いたりすることで、心が安らぎ、リラックスできます。
- お茶会: 落ち着いた雰囲気の中、美味しいお茶やお菓子を楽しみながら、職員や利用者同士の交流を深めることができます。
介護イベントランキング:身体機能の維持・向上編
- 運動会: 玉入れやパン食い競争など、軽度な運動を取り入れ、身体を動かす楽しさを感じてもらいます。
- 風船バレー: 室内でも安全に身体を動かすことができ、全身の運動になります。
- 輪投げ・ストラックアウト: 楽しみながら集中力と腕の運動ができます。

介護施設のイベント企画と運営の注意点
イベントを成功させるためには、企画の段階から以下の点に注意を払うことが大切です。
イベント企画の注意点
- 無理のない計画: 利用者様の体力や健康状態、安全を第一に考え、無理のない範囲で企画しましょう。
- 個別対応の配慮: 一人ひとりの利用者様の性格や興味、体の状態に合わせて、楽しめるように工夫します。
- 参加しない方への配慮: イベントにあまり興味を示さない方や、体調がすぐれない方にも、別の場所でゆっくり過ごせるよう配慮します。
イベント運営の注意点
- スムーズな進行: 事前にタイムスケジュールを組んで、円滑に進行できるようにします。
- 安全管理の徹底: 転倒や誤嚥など、イベント中に起こりうるリスクを想定し、安全対策を徹底します。
- 記録と共有: イベントの様子を写真や動画で記録し、職員間で共有することで、次の企画に活かすことができます。

介護施設 イベント 企画に関するよくある質問
Q1:イベントの企画書はどのような項目を記載すればよいですか?
A:イベント企画書には、企画名、目的、日時、場所、対象者、内容、プログラム、予算、役割分担などを記載するのが一般的です。
この記事の「介護施設 レクリエーション 企画書」のセクションで詳細を解説しているので、参考にしてください。
Q2:介護イベントの集客はどのように行えば効果的ですか?
A:施設内の告知だけでなく、ホームページやSNS、地域の掲示板などを活用して、幅広い層にアピールすることが効果的です。
特に、SNSではイベントの準備風景や楽しそうな様子を投稿することで、興味を持ってもらいやすくなります。
Q3:イベントのマンネリ化を防ぐにはどうすればよいですか?
A:マンネリ化を防ぐためには、季節感を取り入れたり、外部の講師やボランティアを招いたり、新しいゲームやアクティビティを導入したりするなどの工夫が重要です。
また、利用者様の声を聞いて、興味のあることを企画に取り入れるのも効果的です。
まとめ
介護施設におけるイベントやレクリエーションは、利用者様の生活に生きがいや楽しみをもたらすだけでなく、職員とのコミュニケーションを深め、施設の魅力を高める重要な活動です。
この記事で紹介したアイデアやノウハウを活用して、ぜひ利用者様が心から喜んでくれるような、素敵なイベントを企画・実施してください。
山口県内の介護施設の皆様、動画を活用した新しいレクリエーションや広報活動に興味がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
利用者様も職員も、そしてご家族も笑顔になれるような、最高のイベントづくりをサポートします。


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