介護施設のレクリエーション担当者の皆さん、日々のお仕事お疲れ様です。
利用者の方々に楽しんでいただけるレクリエーションの企画は、とても大切でありながら、毎回新しいアイデアを出すのは大変ですよね。
今回は、準備が簡単で、参加者全員が楽しみながら脳を活性化できる「3択クイズ」をご紹介します。
このクイズは、選択肢があるため誰でも気軽に挑戦でき、正解しやすいのが魅力です。
今回の記事では、
- 高齢者の方が懐かしいと感じるような昭和の雑学
- 季節ごとの知識
- さらには山口県ならではのローカルな話題
まで、豊富なおすすめクイズを約80問掲載しています。
単なるクイズの問題集としてだけではありません。
クイズを通して利用者同士の会話が弾んだり、昔を思い出して笑顔が生まれたりするような、そんな楽しくて意味のある時間を作るためのヒントが満載です。
ぜひ、この記事を最後まで読んで、日々のレクリエーションに役立ててください。
3択クイズが脳トレに最適な理由
クイズはただの遊びではありません。
特に3択クイズは、高齢者の脳に良い影響を与える多くのメリットを持っています。
高齢者の脳トレと3択の関係
クイズは脳に良いと言われますが、なぜ3択形式が良いのでしょうか。
選択肢が多すぎると考えるのが面倒になってしまい、答えを「勘」に頼ってしまいます。
しかし、選択肢が3つに絞られていることで、参加者は「どれが正解だろう?」と考えるプロセスを自然と行います。
このプロセスが、脳の記憶力や思考力を刺激します。
脳トレとして非常に効果的なのです。
誰かと相談したり、ヒントをもらったりするのも、脳を活性化させる良い方法です。
クイズは簡単な方が良い理由
高齢者向けのクイズは、問題が簡単であることが大切です。
難しすぎる問題は、参加者のやる気を削いでしまう原因にもなりかねません。
3択クイズは、答えが分からなくても、3つの選択肢の中から直感で選ぶことができます。
正解する喜びを体験しやすくなります。
この「できた!」という成功体験は、次の問題への挑戦意欲に繋がります。
レクリエーション全体の雰囲気を楽しくします。
また、スタッフ側も簡単に準備ができます。
そのため、日常のレクリエーションに手軽に取り入れることができるのがメリットです。
高齢者が楽しめるクイズ
クイズは、知識を問うだけでなく、みんなで一緒に楽しむことが重要です。
- 懐かしい昭和の話題
- 身近な季節の出来事
など、参加者自身が「知っている!」と思えるようなテーマを選ぶと、さらに盛り上がります。
正解を目指すだけでなく、問題にまつわる昔の思い出を語り合ったり、隣の人と相談したりすることで、コミュニケーションのきっかけにもなります。
クイズは、ただのゲームではなく、心を通わせる大切なツールでもあるのです。
高齢者向けクイズ問題集【全80問】
それでは、実際にレクリエーションで使える、おすすめの3択クイズをジャンル別にご紹介します。
高齢者向けクイズのレクリエーション
ここでは、介護施設のレクリエーションで特に盛り上がる、懐かしい昭和の出来事や生活に関するクイズを出題します。
問題1 昭和30年代まで、日本の多くの家庭で当たり前だった「囲炉裏」。この囲炉裏の上から魚などを吊るして焼く道具は何というでしょう?
- 魚串
- 自在鉤
- 自由フック

問題2 昭和20年代に流行した、男の子たちが地面に絵を描いて遊んだ、遊びはなんでしょう?
- ベーゴマ
- メンコ
- ビー玉

問題3 昔の日本のお正月によく遊ばれた、羽根を板で打ち合う遊びはなんでしょう?
- メンコ
- 羽根つき
- 凧揚げ

問題4 昭和の時代に、夏になるとよく食べた、かき氷を削る機械の名前はなんでしょう?
- かき氷機
- 氷削り機
- アイスメーカー

問題5 昔の豆腐屋さんなどが、町を回りながらお客さんを呼ぶ時に鳴らしていた楽器はなんでしょう?
- 鐘
- ラッパ
- 太鼓

シニア世代向けクイズ
シニア世代の方々が特に興味を持つ、昭和の流行や文化に関するクイズです。
昔を思い出し、懐かしい気持ちで楽しく解ける問題を集めました。
問題6 昭和39年に、東京で開催されたアジア初のスポーツの祭典はなんでしょう?
- アジア競技大会
- 東京オリンピック
- 国民体育大会

問題7 昭和50年代に大流行した、カメラ付きの携帯電話の元祖ともいえる、手のひらサイズのゲーム機はなんでしょう?
- ポケモンGO
- たまごっち
- プレステ

問題8 昭和の時代、子供たちが熱中した、プロレスラーをデザインした小さな消しゴムはなんでしょう?
- キンケシ
- キン消し
- 消しゴムマン
敬老会向けクイズ
敬老会などのイベントで、参加者全員が笑顔になれるようなクイズです。
季節の行事や、みんなが知っている豆知識を出題します。
問題9 9月の第3月曜日は、「お年寄りを敬い、長寿を祝う」日として定められています。この日は何の日でしょう?
- 敬老の日
- 老人の日
- 敬老の日

問題10 秋の味覚として知られる、栗。栗の実が入っている、硬くてとげとげした外側の殻の名前はなんでしょう?
- イガ
- トゲの実
- 栗の殻

問題11 冬の風物詩として知られる、雪の結晶を連想させるお菓子は何でしょう?
- 雪の宿
- 雪だるま
- 雪見だいふく
簡単なクイズ
このセクションでは、誰もが簡単に答えられる、特にシンプルな問題を集めました。
正解率が高いので、参加者の自信に繋がります。
問題12 日本の国技とされている、力士が戦う格闘技はなんでしょう?
- 柔道
- 相撲
- 剣道

問題13 「桃太郎」の物語で、桃太郎が鬼ヶ島へ行く時に一緒に連れて行った動物は、犬、猿とあと一つはなんでしょう?
- 猫
- キジ
- 兎

問題14 日本では、春夏秋冬の4つの季節があります。この中で一番気温が高い季節はなんでしょう?
- 夏
- 春
- 秋

夏のクイズ
夏にちなんだクイズは、暑さを忘れさせてくれるような楽しい問題が盛りだくさんです。
問題15 夏祭りの屋台で売られている、冷たいお菓子はなんでしょう?
- たい焼き
- かき氷
- たこ焼き

問題16 夏に咲く、大きな黄色い花で、太陽の方を向いて咲くことで知られている花はなんでしょう?
- ひまわり
- 朝顔
- 百合

問題17 夏の夜空に打ち上げられる、きれいな色の火の玉はなんでしょう?
- 花火
- 流れ星
- 提灯

冬のクイズ
寒い冬でも、温かい室内で楽しめるクイズです。冬のイベントや食べ物に関する問題で盛り上がりましょう。
問題18 冬の寒い日に体を温めてくれる、汁の中に野菜や魚などを入れて煮込んだ料理はなんでしょう?
- 焼き魚
- 鍋料理
- 煮物

問題19 冬のイベント、クリスマス。サンタクロースが乗ってくる空飛ぶ乗り物は何でしょう?
- 車
- 飛行機
- そり

問題20 冬に咲く、ピンクや白の花を咲かせ、春の訪れを告げる花はなんでしょう?
- ひまわり
- 梅
- 桜

問題21 冬の遊びとして、雪を丸めて人の形に作り、目や口をつける遊びは何でしょう?
- 雪だるま
- かまくら
- 雪合戦

よくある質問
このセクションでは、クイズレクリエーションを行う上で、よくある疑問にお答えします。
Q1. クイズの答えは、紙に書いてもらう方が良いですか?
必ずしも紙に書く必要はありません。
- 口頭で答えてもらう
- 挙手してもらう
- 答えの選択肢が書かれたカードを指さしてもらう
など、様々な方法があります。
参加者の身体能力や認知機能に合わせて、一番やりやすい方法を選ぶことが大切です。

Q2. 盛り上がらない時はどうすればいいですか?
問題が難しすぎる可能性があります。
正解しやすい簡単な問題に替えたり、ヒントをたくさん出してあげましょう。
また、クイズの途中でみんなで懐かしい歌を歌ったり、昔の思い出を語り合ったりする時間を設けるのも良いでしょう。

Q3. 新しいクイズ問題を常に探すのが大変です。良い方法はありますか?
日々のクイズ問題作成は大変ですよね。
インターネット検索はもちろん、介護雑誌や高齢者向けの新聞なども参考になります。
また、最近では山口県内の介護施設向けに、懐かしい地元の映像をクイズ動画として提供している月額サービスもご用意が可能です。
このようなサービスを活用すれば、いつでも新しい問題に出会えます。
スタッフの負担も減らせます。
地元の映像を使うことで、利用者の方々もより楽しく、積極的にクイズに取り組んでくれるはずです。

3択クイズの可能性
3択クイズは、準備が簡単でありながら、高齢者の脳トレやコミュニケーション促進に大変役立つ素晴らしいレクリエーションです。
この記事で紹介したような
- 懐かしい昭和の問題
- 身近な季節の話題
などを取り入れることで、参加者の皆さんが楽しく、そして笑顔で取り組めるはずです。
クイズを通して、利用者の方々とのより深い関わりが生まれることを願っています。
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